WCK Meeting vol.55「【ワークショップで学ぶ】ユーザーと検索エンジンから評価されるためのWebライティングの極意」レポート

2017年10月28日(土)高知市帯屋町にあるCOMMUBAコミュバにて、WCK Meeting Vol.55「【ワークショップで学ぶ】ユーザーと検索エンジンから評価されるためのWebライティングの極意」が開催されました。

講師は、『沈黙のWebマーケティング』『沈黙のWebライティング』の著者でもある松尾茂起さん(株式会社ウェブライダー)。松尾さんは3年ぶりに高知に来ていただきました。4時間という長丁場でしたが、SEOで上位表示するWebコンテンツの本質に迫った勉強会になりました。

検索結果の順位はGoogleの「理念」によって決められている


松尾さんの軽快な自己紹介のあと、「なぜ検索エンジンで上位表示できるのか?」というセッションで始まりました。

松尾さんが手がけられたサイトでは、少ない記事で短期間で上位表示されるようになったそうです。「なぜ上位表示できるの?」との問いに「まずは検索結果の順位はGoogleの理念によって決められていることを知る」とのことでした。

Googleは自然検索においては9割以上のシェアをもっています。Googleの理念を把握することは、検索エンジンが好むコンテンツの傾向を知るための大きなヒントになるそうです。

Googleの理念とは「Googleは、ユーザーの利便性を第一に考えている!」というもの。

Googleはユーザーにとって便利な検索エンジンを目指しています。ということは、インターネット検索するユーザーを最も重視しているということです。

つまり、SEO対策は「そのコンテンツを必要としているユーザーの気持ちに目を向ける必要がある」ということでした。ユーザーの利便性に貢献するコンテンツは、今はまだ人の目視などのチェックも入ってはいるものの、今後はGoogleの人工知能が評価する割合が増えそうというお話でした。

「そもそも論」で考えられる人が成功する

続いて「そもそも論」で考えられる人が成功するという話がありました。

「そもそも、私たちはなぜ検索するのか?」から考えられるとユーザーが好むコンテンツにつながってくるということでした。その延長として「言葉選び」「情報の見せ方」「読みたくなるコンテンツ演出」「徹底的なプロファイリング」などがあります。それらの手法についてもひとつひとつ丁寧に掘り下げて教えていただきました。

ワークショップでは、相手の不安(しずかちゃんののび太との結婚に対する不安)を払拭してあげるために、どんな納得感のあるアドバイスができるかを5〜6名ずつのグループになって発表しました。

また「味や香り」をどのように言葉で表現してワクワク感を読み手に伝えられるかを考え、発表し合う時間もありました。各グループの予想以上に個性的な発表に笑いが絶えないワークショップになりました。

記事を読む人の気持ちに寄り添うコンテンツは信頼を生み、信頼は行動を引き起こす

SEO対策というと、「どうやってGoogleから評価されるか?」にばかり目が行きがちですが、徹底的にユーザーの利便性を追求していくと、結果としてGoogleに評価されるサイトになるというのが印象的でした。

今回の勉強会を通して、インターネットで検索しているユーザーに寄り添うものであれば、上位表示されるようになります。そのためには読み手の気持ちを先回りした情報量、SEOよりもマーケティングへの理解、つまり「相手の気持ちがどこまでわかるか?」を考え抜くことが大切だということも実感できました。


懇親会

勉強会の後は場所を移して、松尾さんを囲んでの懇親会を行いました。


4時間の勉強会だったとは思えないくらい、あっという間に過ぎた充実した勉強会になりました。参加していただいた皆様、松尾さんありがとうございました!


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