CSS Nite in TOSA, Vol.4「Web制作の未来を語ろう」フォローアップ

このページは、2017年6月17日に開催された CSS Nite in TOSA, Vol.4「Web制作の未来を語ろう」のイベント参加者に向けたフォローアップコンテンツです。イベント開催後、90日間が経過した後に一般公開しています。
ページ内のコンテンツやリンクについては、下記の注意事項をご確認の上、閲覧ください。

CSS Niteのコンテンツの再利用について
http://cssnite.jp/archives/post_2393.html

イベントレポートはこちら
http://www.kochiweb.com/seminar/seminar_report/entry-147.html

ツイートまとめはこちら
https://storify.com/kochiweb/css-nite-in-tosa-vol-4

フォローアップ

※登壇者のフォローアップメッセージは、CSS Nite TOSA, Vol.4 開催直後のものです。

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Session 1:デザイナー視点で見る「ウェブ制作」、次の20年

鷹野 雅弘さんスイッチ


写真:プレゼントの書籍3冊を掲げる坂上さん

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『デザイナー視点で見る「ウェブ制作」、次の20年』セッションを担当した鷹野です。

温故知新の「故」の部分に時間を割きすぎてしまったため、改めて、これからについて私の考えをまとめます。

  • 制作手法やツールは、めまぐるしく変わってきた。コーディングはもちろん、デザインやグロースハックにもAI(人工知能)による自動化の波が来るのは必然
  • 一方、ウェブというメディアは、今から行きたいお店が「今、やっているのか」さえ、調べることができないていたらく
  • 企業規模(案件規模)というより、その事業が半径●kmをターゲットとするかによって、コンテンツそのものや戦い方は大きく異なる
  • 主戦場がPCからスマホに移ったように、そして、音声認識など「画面を意識しない」ウェブ、「ウェブやインターネットを意識させない」テクノロジーがどんどん浸透していく流れが現実味を増してきた
  • スキルやテクノロジーありきではなく、私たち自身の生活者/消費者としての視点、肌感覚がポイント(逆デジタルデバイドにならないように)
  • そして、ウェブ、プリントなど、媒体にこだわるのではなく、クライアントが実現したいこと(ビジネスロジック)の理解こそが最重要

次回、また、別なところでお会いしたときに、
ディスカッションできると嬉しいです。

セッション内で取り上げたサイトなどのリンクはこちらにまとめました。

http://cssnite.jp/tosa/vol04/takano/

 

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Session 2:未来のWebと必要な技術

阿部 正幸 さん(KDDIウェブコミュニケーションズ)


写真:スライドを指差す坂上さん

ダウンロード

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CSS Nite in TOSA, Vol.4 の「未来のWebと必要な技術」に登壇いたしました、
KDDIウェブコミュニケーションズの阿部です。

セッションでWebの未来は感じていただけましたでしょうか。
近い将来Webは、下記のようになると言われています。

1. CMS / サーバー

CMSは現在、1つのサイトに対して1つのCMSを導入しています。
今後はCMSはデータ置き場となり、複数のサイトに対してデータを配信する
データ置き場になります。

2. コンテンツ

コンテンツは現在不特定多数の方に同じコンテンツを提供していますが、
今後はアクセスしたユーザーの特性に合わせて、最適なコンテンツを配信するようになります。

3. ビジネスニーズのためのUX、MAなど

どこからユーザーが入ってきて、どのようにコンバージョンするかのトラッキング
物を売る、会社のブランディングのためのWebサイト

4. ブラウザ

近い将来、ブラウザからのアクセスが減り、音声でのWeb利用になるかもしれません。
現在では、Amazon Echoや、Google Homeを使うと音声認識し、Webサービスと連携することができます。


上記でいくつか将来にのWebを紹介させていただきました。
これらの知識や技術は、今後必ず必要になりますので、ご自身にあった興味あることを
ウオッチしておくと良いかもしれません。


デモ使ったRESTのサンプル

・ソースコードサンプル
 https://github.com/abechiyo/example_d8_rest_module/tree/master/riot

・RESTサーバー
http://chps1888.route-server.jp/

e.g)http://chps1888.route-server.jp/rest/v1/node/15


セッションで紹介したライブラリ等のリンク

・JavaScriptフレームワーク:Riot.js
http://riotjs.com/ja/

・JSON取得用のAPI:Fetch API
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/API/Fetch_API

・RESTサーバーに使用したCMS:Drupal8
https://www.drupal.org/

・Amazon Alexa
https://developer.amazon.com/alexa

・電話API Twilio
https://twilio.kddi-web.com/

・エンパシーチャート
https://www.empathywriting.com/ewm/ec/


セッションで紹介した記事や動画

・Top 5 takeaways for the future of CMS
https://www.epinova.no/en/blog/top-5-takeaways-for-the-future-of-cms/

・The future of decoupled Drupal
http://buytaert.net/the-future-of-decoupled-drupal

・Amazon Echo
セミナーで紹介した以外の動画も多数あります。
https://www.youtube.com/user/amazon/search?query=echo

・Amazon Echo + Drupal REST Server
http://buytaert.net/cross-channel-user-experiences-with-drupal


アンケートに記入いただいた質問

[質問1]
質問者:30代 男性 企業のWeb担当者様
質問:1つのコンテンツから音声とテキストどちらにも配信することはあるか。
回答:あります。1つのコンテンツを様々なデバイスで役立てという考え方がRESTful webサービスです。

[質問2]
質問者:30代 男性
質問:速度はローカルホストに接続しての速度だったような? 利用料金がきになった
回答:
Riot.jsを使った表示はローカルで行いましたが、コンテンツをWiFiのネット経由で取得しています。
ですので、Riotの処理時間と、API取得時間と、サーバーのデータ準備時間を合わせた時間です。

利用料金は、電話APIの利用料金ですと、SMSの送信は1件約10円、月額利用料100円からです。
詳しくはTwilioのWebサイトを参照ください。
https://twilio.kddi-web.com/price/


最後に

長くなりましたがセミナーに参加いただきました皆様、フォローアップメッセージを
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またみなさまにお会いできることを楽しみにしております。

下記は私のソーシャルアカウントです。
LINE@ではセミナーの無料招待チケットなどもお配りしております。
お気軽にLine@、Facebookフォローいただけると幸いです。

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CPIスタッフブログ
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Session 3:変化を楽しむ、進化する。@TOSA

坂上 北斗さん(メディア・エーシー)


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『進化を楽しむ、変化する@TOSA』のセッションで登壇した坂上です。

ウェブサービスを使うユーザーのリテラシーに地方格差がない以上、あらゆる企業が地方であることを理由に、
ウェブテクノロジーの進化を無視できなくなりました。

地方の制作者として、社会に役立つ商品を生み出している企業に貢献するために、皆さんと一緒に成長したいと考えています。

アンケートで頂戴したご質問への回答を、フォローアップに代えさせていただきます。


Q. 社内で学習育成はどのようにやっているか?
A. 自主性に頼る学習補助制度から、社員を巻き込む勉強会へシフトしています。

 

前提として、学習意欲というのは人間に備わっている本能だと考えていますが、
それは他者から強制されて引き出せるものではないと感じています。

これまでは、自らが一番学習し内容を共有し、サービスに反映させることで会社の業績に貢献する姿を見せることによって、一部のメンバーが声をかけてくれるようになりました。

しかしセッションでお話したように、高知の代理店業界はデジタルシフトできておらず、継続学習の文化がありません。

まだまだ実験中ですが、先日より社内勉強会を開催し、外部の方にも開放することによって、メンバーが知識と社外の方の姿勢に触れる場をつくることを始めました。

弊社の場合は、経営者と危機意識を共有できている、会社への企画提案が通りやすい、内容によっては勉強会への参加を経営者が指示できるという3つが揃っていると思います。この3点が、社内に必要な知識・スキルを学習する体制をつくる上で重要なのかなと思っています。

最後に

「ウェブの未来」というテーマは、もしかしたら来年は、まったく違う視点が出てくるかもしれません。継続的・定期的に、皆さんと情報交換できると幸いです。

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Session 4:地方紙サイトにおけるコアバリューの探索 - うどんコンテンツのリファクタリング -

英 誠一朗 さん (四国新聞社)


写真:セッション中の澤田さん

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CSS Nite in TOSA, Vol.4 の「未来のWebと必要な技術」に登壇いたしました、
四国新聞社の英 誠一朗です。無事に高松に戻りましたが、すでに「鰹のたたき」が恋しくなっています。

新聞社は、情報の「中継基地」。今この瞬間にも最新情報が次々と飛び込んで来ています。紙面でお伝えする以外にウェブではどのように情報発信していけばいいか模索している一端を感じて頂ければと思い展開したセッションでした。

組織が未来に向かって進んでいく時には、具体的な旗(ゴール)があった方が走りやすいです。「ウェブに対応していかにといけない」と言葉だけよりもきちんと、数字にして文章に落とし込んで共有することが旗を立てることになります。

「スクロール率」を測る方法とユーザーニーズの抽出法についてご質問頂いていました。


スクロール率を測るプラグイン
http://www.lunametrics.com/labs/recipes/scroll-tracking/

他にも滞在時間を厳密に測定するプラグインもあります。
Google タグマネージャ導入が前提となります。

ユーザーニーズの抽出法

実際にうどん店に来ている人にインタビューしたり、社内でヒヤリングをしたり、
ネット上の口コミやブログから推察したりしました。必ずしも大規模にアンケートやインタビューをしなくてもサイトリニューアルに必要なユーザーの声は抽出できると考えています。


スライド中で登場したページへのリンクです。


Googleドライブを使ったデモ

https://docs.google.com/presentation/d/1fP9h6sJoBTltz7fUBv3YxdweeNgMk70C2UoaA6Sd7MA/edit?usp=sharing


讃岐うどん遍路

TOPページ:
【旧】店詳細ページ:http://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop_old/shop.aspx?id=1015
【新】店詳細ページ:https://www.shikoku-np.co.jp/udon/shop/1015


最後に

小生もウェブの未来とかスキル形成とか自分自身の将来とかに不安を感じています。ただ目の前のことに一生懸命取り組むことできっと誰が見てくれていると信じてします。懇親会通じてご参加頂いた皆様とも同じような悩みを共有でき有意義な時間になりました。また高知でお目にかかれることを楽しみにしております。


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