WCK Meeting Vol.47 「新春ライトニングトーク大会2017」レポート

WCK Meeting Vol.47 「新春ライトニングトーク大会2017」

2017年1月15日(日)かるぽーと第3学習室にて、WCK Meeting Vol.47「新春ライトニングトーク大会2017」が開催されました。

新年一発目の勉強会として恒例となったライトニングトーク大会。例年は実行委員が全員登壇するのですが、今回は12の登壇枠がすべてお申し込みで埋まり、うち半数は県外からの登壇という前代未聞の嬉しい運びとなりました。WCK Meeting としては過去最多の40名の方にご参加いただき、大盛況となったライトニングトーク大会の様子をレポートします。

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バラエティ豊かなライトニングトーク×12

LT1:前川昌幸さん「Sublime Text と eCSStractor でサクサクマークアップ」


トップバッターは岡山からお越しいただいた前川昌幸さん(株式会社イー・ネットワークス)。コーディング界隈で圧倒的な人気を誇るエディタ Sublime Text について、猛者たちが口を揃えて「離れられない理由」と語る拡張パッケージ「eCSStractor」をご紹介いただきました。HTML から CSS へ、クラスのセレクタが瞬時に自動生成される様子に、試してみたい! との声がたくさん挙がっていました。
ウェブの構成が複雑化し、CSS設計の重要性が増す中で、こうした効率化を助けてくれるツールはありがたいですね。

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LT2:片岡幸人さん「シェアオフィスを活用してコラボしませんか?」


地元高知から、株式会社ダンクソフト株式会社ソフトビレッジで“複業”を実践されている片岡幸人さんの登壇。高知ニュービジネス協議会の「KNBCシェアオフィス」で行われているコラボレーションの様子をご紹介いただきました。
シェアオフィスを単なる作業場ではなく、そこに集うメンバーがお互いに能力を高め合い、活動を広げる場として活用しよう!と片岡さん。新しい仕事や働き方が生まれそうな予感に満ちたお話でした。

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LT3:小橋 功さん「SNS連動キャンペーン」


昨年東京から高知へUターンされ、県内外のお仕事で活躍されている小橋功さん(リンキング・ブリッジ)によるLT。SNSを活用したユーザー参加型キャンペーンの仕組みと効果について解説いただきました。
既存ファンをキャンペーンに巻き込むことで、ブランドイメージの向上や潜在顧客へのアピールといった「ファンがファンを呼ぶ」効果を狙えるとのこと。アンバサダーやインフルエンサーを起用し、企業とファンが一緒にコンテンツを作る方法など、地方ではまだまだこれから開拓できそうなお話も聞くことができました。

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LT4:小林洋実さん「マテリアルデザインでUXを考えてみた」


続いての登壇は、はるばる京都から初めてのLTに挑戦してくださった小林洋実さんでした。
実際に公開されているサイトでのフォーム入力を例に、マテリアルデザインの採用で操作性がどのように変わるかを解説いただきました。操作に対する適切なフィードバックによってUXが向上することを、デモを通してわかりやすく学ぶことができました。
フレッシュな小林さんからの「常に新人=1ユーザーとしての目線を忘れずに」の言葉にハッとした方も多かったようです。

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LT5:阿部冴香さん「『お前にはできない』と言われた私がフリーランスを続けられている理由」


続いては、愛媛でフリーのウェブデザイナーとして活躍されている阿部冴香さん(Phraseline)の登壇。独立前に抱えていた、営業・ディレクション・見積交渉・人脈づくりへの不安を克服する方法を惜しみなくお話くださいました。
独立を考えている人にも、フリーで活動している人にも取り入れられそうなアイデア満載で、それらをコツコツと実践されてきたからこそ今の阿部さんの活躍があるのだと感じられるお話でした。LTの最後にはとってもおめでたい発表もあり、会場が幸せな空気に包まれました。

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LT6:大久保憲之さん「新しい仕事を創るお話」


3年連続でLT大会に登壇いただいている大久保憲之さん(ベジフルコネクト)からは、現在取り組まれている新しいお仕事についてお話いただきました。
地域活性化や地方創生を掲げた事業は数あれど、なかなか成功事例が生まれない理由として、地域を繋げる人材不足と資産の流出が指摘されました。本当に地域に必要とされる仕事をつくるには、外から資産を流入させ、地域の中で還流させる仕組みづくりが不可欠、と大久保さん。まずは自らが「地域エバンジェリスト」になることで、地域の魅力を伝える人材とネットワークを育てていきたい、ということでした。

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LT7:ボーンさん「空気を読まないスマートフォンアプリ開発の話」


LT大会も後半戦。「高知を100倍楽しむアプリ Smatosa」をはじめ、エンジニアとして様々なアプリ開発をされているボーンさんから、スマートフォンアプリ開発における注意点をお話しいただきました。
ウェブの知識や慣習をそのままアプリ開発に持ち込もうとしたり、iPhone と Android の違いを軽視していたり、クロスプラットフォーム開発を万能だと思っていたり…。ウェブ制作者には馴染みの薄いアプリ開発のお話も、「これは愚痴です」と明るく語ってくださったボーンさんのおかげで楽しく学ぶことができました。

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LT8:鍋坂樹伸さん「手軽になったからこそ知っておいてほしい写真の重要性」


続いては高松からご参加いただいた鍋坂樹伸さん(サン・スタジオ)の登壇。プロのカメラマンとクライアントの間に立って写真に関わることの多いウェブ制作者が、写真を味方につけて成果を上げていくための秘訣を教えてくださいました。
ひとつはフォトディレクション力をつけて、訴求力のあるメインビジュアルをカメラマンと作り上げること。もうひとつはサイト運営者の撮影環境を整えて、サイトの更新性を高めつつ写真のクオリティを保つこと。鍋坂さんの「出張撮影指導」に皆さん興味をひかれている様子でした。

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LT9:おーかわさん「WordPress でも最新技術を触りたい!」


今回最年少の登壇者おーかわさんからは、話題の JavaScript フレームワークを WordPress で使う方法について解説いただきました。
「WP REST API」というプラグインを使うことで、WordPress に投稿された様々なデータを JSON 形式で取得できるとのこと。これを利用することで、サイトの拡張性が増すというお話でした。おーかわさんイチ押しのフレームワーク AngularJS のおすすめもあり、「これを機に触ってみたい」と刺激を受けた方も多かったようです。

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LT10:永野英二さん「webの保守って難しくないですか?」


続いては福岡から、今回初めて高知へお越しいただいた永野英二さん(Office EN/よろづ屋)の登壇でした。10年選手のエンジニアである永野さんが、ベテランプログラマさんとタッグを組んで始めた、ウェブ制作者向けの WordPress 保守サービスについてご紹介いただきました。
WordPress など CMS を使ったサイト制作の機会は増えているものの、その保守となると不安…という制作者も多いのではないでしょうか。「クライアントに安心・安全を、制作者にも安心を」のフレーズが心強いLTでした。

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LT11:塩見 開さん「フリーランスの生産性を上げるライフハックツール」


LT大会当日にオープン2周年を迎えたウェブメディア「ありんど高知」の編集長でもある塩見開さんのLT。
肩こり・腰痛、ストレス、靴のにおい、寝つきの悪さ、目の疲れなどなど、よくある不調におすすめのグッズを紹介いただきました。実演販売を彷彿とさせるような塩見さんの軽妙なトーク展開に、この日1番の笑いが起こっていました。「フリーランスは体が資本」ということで、小さな不調をスッキリさせて生産性を上げていきたいですね。

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LT12:山崎正宏さん「地方でウェブ制作業をつづけるために」


LT大会のトリを飾ってくださったのは、高松からご参加いただいた山崎正宏さん(株式会社ヘルツ)。高松と東京で20年にわたりウェブ制作に携わってこられた経験から、地方でウェブ制作を続けていくためのエッセンスをお伝えいただきました。
地方できちんと信頼される仕事をしていれば、それを東京へ持ち込んでも充分勝負できる、と山崎さん。その際「脳内変換」を上手に利用することや、地方と都市部を行き来することで生まれる「上昇スパイラル」など、地方にいると気づきにくいヒントと希望に満ちたお話でした。

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会場プレゼント


会場へのお土産として、永野さんより「博多通りもん」、山崎さんより「クアトロえびチーズ」、前川さんより岡山の地酒をいただきました。
また、前川さんより書籍「プロとして恥ずかしくない新WEBデザインの教科書」のプレゼントもありました。
ご提供いただいた皆さま、ありがとうございました!


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おきゃく電車で新年会!


LT大会後には会場の前を走る路面電車に乗り込み、車内で懇親会を行う「おきゃく電車」で盛り上がりました。

登壇者も参加者も一緒に電車のシートに座り、LTでもっと聞きたかった話や各地のウェブ制作事情など様々な話題に花が咲いていました。


写真撮影:中野玄(HOOP Design)、上野洋平(notch

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2017年もWCKをよろしくお願いします


実行委員が登壇しなかったためか(?)、例年より驚くほどスムーズに進行した2017年のLT大会。写真、デザイン、マークアップ、SNS活用、運用保守などウェブ制作に関わるお話だけでなく、地方でのこれからの働き方を考えていく上でためになるお話をたくさん聞くことができました。

また、今回初めてLTに挑戦された方と県外のベテランの方々とが同じ場に登壇してくださったことにも実行委員一同とても嬉しく感じています。ご登壇・ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

持ち込み登壇企画、大歓迎!

ウェブクリエイターズ高知のモットーは「参加者が学びたいことを学べる場」。
今回のLT大会で、「自分もライトニングトークしてみたい」「こんな勉強会をしてみたい」と浮かんだ方は、ぜひご連絡ください。

今年もWCKが、高知内外のウェブ制作者の良き学びと交流の場になりますように。

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ブログでご紹介いただきました

WCK Meeting Vol.47 新春ライトニングトーク大会|yorozuya-george’s blog
 

「こんな勉強会に行った」「ここが印象に残った」など、簡単なもので結構ですので、ブログなどで取り上げていただければ幸いです。SNSでのコメントやご連絡をいただければ、こちらのレポートページで紹介させていただきます。
ご連絡はこちらから(http://www.kochiweb.com/contact/

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